【執筆者】マネースミス 吉野 裕一

前回、iDeCoとNISAについて、説明しました。今回は、具体的にどうやって投資を行えばいいのか投資の基本について書いてみます。
投資は損をするのが怖いと言われる人がいます。しかし正しい投資を知れば人生を豊かにできるものになります。

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そもそも投資とは

実は、投資に関する考え方が、そもそも間違っていると感じることが非常に多いです。
投資とは成長するものに財を投じるもので、自分の成長に投資をする、応援する企業へ投資するなど、成長には長い時間がかかるものです。しかし投資というと短期的に大きな利益が出るものと考え、短期的なマイナスは投資の失敗と思ってしまう人がいます。この短期的な損得は投資ではなく投機というギャンブルの様なものです。
どうしても投資というと株式投資で短期的に大金を手に入れた人を思いがちですが、これは投機で、株式投資の投資とは成長する企業の株を購入し、長期間に成長する過程で株価の上昇や配当金などの恩恵を受けるものです。

投資の種類は、どんなものがある?

投資とひとことで言っても、沢山の種類があります。前述したような株式投資もありますし、国債や社債などの債券投資、金への投資、不動産投資、最近では暗号資産への投資もあります。
それぞれ資産価値の増加を目的として投資を行いますが、短期的には資産価値は増減するものになります。

投資のリスクは損をする事ではない

投資を行う際に、よく聞く言葉でハイリスク・ハイリターンやローリスク・ローリターンという言葉があります。
ハイリスク・ハイリターンとは、大きな危険性があれば大きな利益を狙えると読み捉えている人もいるでしょうが、これは間違いです。
ハイリスク・ハイリターンとは、振れ幅が大きいものは、大きな利益が期待できるという意味です。
投資でリスクとは、危険という意味ではなく、振れ幅(不確実性)のことを指します。
ですので、値動きが大きければ、大きな利益が得られる可能性が高いことになります。
投資を始めたばかりの時期には、この振れ幅が大きければ当然、投資元本を下回ることは起こりうることになります。しかし多くの人が、この短期的な時期でのマイナスで失敗したと投資を止めてしまっているのです。
成長するものに投資をしますので、基本的には増減を繰り返しながら増えていくことになります。投資を行う際に、想定利回りとリスクを確認しましょう。
例えば想定利回り5%、リスクが25%だとすると、長期で運用をすると年利5%の運用が期待できますが、毎年の運用実績を見るとマイナス20%になることや、プラス30%になることもあることになります。

まとめ

世の中には、投資に関する本や情報が多くあります。しかし、すべてが正しい情報とは限らず、偏った考え方が見られるものもあります。
自分から情報を得られるという点ではメリットはありますが、正しい情報ではなく自分の意見に近いものや都合の良い情報を信じて、結局、投資で失敗するというケースもあるのかも知れません。
特に無料の情報は、無責任や情報やその先に商品ありきの情報の可能性もあります。
投資は間違えなければ失敗しない可能性が高いものです。是非、正しい情報を得て豊かな人生を手に入れましょう。