「リーダー」とは肩書きではない。人の心を動かす人である。
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序章:リーダーは肩書きではない
「リーダー」と聞くと、多くの人は“役職”や“権限”を思い浮かべるかもしれません。
しかし、本書『できるリーダーが絶対にやらない20のこと』(にじいろ文庫/石田博実 著)で語られるのは、もっと根源的なこと――
「人の心を動かす人こそがリーダーである」という真実です。
著者の石田博実さんは、経営塾の運営やジュエリーブランドのアドバイザーなど、多様な現場で人と関わってきました。
その中で数多くの“コミュニケーションの失敗”を経験し、そこから導き出された「リーダーがやってはいけないこと」を20項目にまとめたのが本書です。
著者の失敗談から生まれたリアルな教訓
本書が魅力的なのは、机上の空論ではなく著者自身の失敗談がベースになっていること。
- 相手が望んでいないことを一方的に説明してしまった
- 言葉がきつくなり、相手を萎縮させてしまった
- 意見を言えずに黙り込んでしまった
- 人を育てる熱意が強すぎて、つい言いすぎてしまった
こうした経験を赤裸々に語りながら、どうすれば人を動かすリーダーになれるのかを、章立てで具体的に解説しています。
主な章構成と学べるポイント
第1章:感謝から始まるリーダーシップ
「ありがとう」を言わずに会話を始めない。
感謝を行動で示す――小さな手紙やポストイット、ささやかな贈り物で信頼関係は深まります。
第2章:信頼を築くふるまい
手柄を横取りしない、レスポンスは早く、まずは聞く。
相手の感情を理解する姿勢が、信頼の土台となります。
第3章:見る力・気づく力
今の姿ではなく「あるべき姿」を見る。
部下の特性(VAKタイプ)を見抜き、適材適所を実現する力。
第4章:言葉と承認の技術
褒め言葉が自然に出てくる人こそ、チームを成長させます。
第5章:リーダーのマインドセット
欠乏ではなく“豊かさ”を前提に。
自分との約束を守ることが、チームの信頼にもつながります。
第6章:時間と数字に強くなる
時間管理と利益計算は、リーダーの必須スキル。
第7章:未来を見据える力
経済的自立と次世代リーダーの育成、5年先を見た計画性。
第8章:変化を生む演出力
イベントやプロジェクトで「新しい風景」を見せることで、チームに刺激と成長をもたらします。
第9章:目的に導く覚悟
リーダーは必ず目的地までチームを導く責任を持つ。
この本が響く人
- 部下やチームとの関係をもっと良くしたいリーダー
- リーダー候補として成長したいビジネスパーソン
- 起業や経営を目指し、人を率いる立場になる予定の人
- 「人の心を動かす」方法を知りたいすべての人
まとめ:失敗も武器になる
『できるリーダーが絶対にやらない20のこと』は、単なるビジネス書ではなく、**「人を動かすリーダーシップの実践書」**です。
著者の失敗や反省がそのまま読者へのエールとなり、「自分もこれをやってしまっていた…」と気づきを与えてくれます。
リーダーとしての在り方に迷ったとき、きっと道しるべとなる一冊です。
📚 書籍情報
- タイトル:できるリーダーが絶対にやらない20のこと: ウチの上司、何かがおかしい!
- 著者:石田博実
- 出版:にじいろ文庫(Kindle版)
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